こんにちは。ミニチュア・シュナウザー、ギンの飼い主の犬飼(いぬかい)です。今回の記事ではミニチュア・シュナウザーにマイクロチップの装着のメリットと費用についてお伝えしたいと思います。
マイクロチップとは
マイクロチップとは犬の背中の肩甲骨辺りの皮下に注射して埋め込む、鉛筆の芯程のチップになります。
大きさは直径2mm程、長さ10mm程度の円筒形。マイクロチップの中には、その犬の情報や飼い主の情報が入っており、専用の機械でマイクロチップから犬の情報を読み取ることができます。
マイクロチップのメリット
マイクロチップは装着したほうがいいのか?という質問に対しては、YESと答えます。
普段からきちんとリードを付けてお散歩している方は、犬が迷子になる可能性は極めて低く、迷子になったとしても家に戻ってきてくれるだろう、と考えるかもしれません。
しかし、地震があった際はどうでしょう。
びっくりした犬が逃げ出してしまい、探しに行きたくても飼い主たちは避難しないといけない状況があるかもしれません。そうなれば愛犬との再会は絶望的に難しくなります。
しかしマイクロチップを入れていた犬は、保健所に保護されたあと、マイクロチップのデータから飼い主と合流できたという事例が多々あります。
普段は必要ないかもしれませんが、万一のために装着しておくことをおすすめします。
マイクロチップの費用
マイクロチップは動物病院で装着してもらいます。
埋め込みの費用は3,500円から5,500円ほど。
動物病院によって費用が異なりますので、埋め込む前に動物病院に費用を確認してください。
またマイクロチップに犬の情報を登録する登録料として別途1,000円かかります。
マイクロチップには、ID番号が登録されており、そのID番号に飼い主の連絡先や住所が紐付けられます。
それにより迷子犬になった際にも飼い主の情報を取得できます。
なお年会費等は必要ありません。かかる費用は初期費用だけです。
マイクロチップで登録できる情報とは
マイクロチップで登録できる情報は以下となります。
飼い主情報
- 氏名
- フリガナ
- 住所
- 電話番号
- その他の緊急連絡先
- FAX番号
- Eメールアドレス
動物情報
- 名前
- 生年月
- 性別
- 動物種
- 犬・ねこの種類と毛色
マイクロチップに入っている情報は獣医師がいつでも確認できるデータベースに保管されます。
犬の位置情報がわかるGPSではなく、飼い主と動物の情報をデータベースから照合できるものになります。
マイクロチップ挿入で気をつけること
一度マイクロチップを入れたら安心、というわけではありません。
以下の方は速やかに登録情報の変更を行わなくてはいけません。
- 引っ越しで住所が変わる方
- 電話番号を変えた方
- 飼い主が変わった方
- 愛犬の死亡による削除が必要な方
マイクロチップの登録情報の変更方法について
登録情報の変更には、申込書の「飼い主控」もしくは「登録完了通知」ハガキのどちらかをコピーし、コピーした「飼い主控」もしくは「登録完了通知」に、変更する事項を二重線で訂正するか余白に変更事項を記入して、郵送又はFAXで獣医師会に送る必要があります。
登録申込書の「飼い主控」もしくは「登録完了通知」ハガキを両方ともなくしてしまった場合は、電話で本人確認をしてもらえるようです。
データ変更は以下のURLよりインターネットからでも可能です。
詳細につきましては、獣医師会のホームページをご覧ください。
どのタイミングでマイクロチップを装着するか
我が家のギンは、去勢手術をした時にマイクロチップも合わせて埋め込んでもらいました。
2mmのマイクロチップを注射で挿入するには痛みが伴うとのことでしたので、全身麻酔が効いてる時に一緒に埋め込んでもらいました。
マイクロチップを埋め込んだあとは、動物病院できちんと情報が読み込まれるかをチェックしてもらいましょう。
なお引っ越して、新しい動物病院に通うことになった際、マイクロチップを挿入している旨を伝えると、情報が読み込めるかチェックしてくれる病院もあります。
まとめ
犬は大切な家族です。迷子になった際や誘拐されたときなど、首輪に情報を載せていても外れて確認できなくなってしまう可能性があります。
生涯共に過ごすために、マイクロチップの装着・情報登録は欠かさず行うことをおすすめします。