こんにちは。ミニチュア・シュナウザー、ギンの飼い主の犬飼(いぬかい)です。
今回の記事では誰もが最初に通る「トイレトレーニングのしつけ方」についてご紹介します。
ミニチュア・シュナウザーのトイレトレーニングで大切なこと
まずトイレトレーニングで大切なことをまとめてみました。
トイレと部屋が別れているサークルを使う
我が家で使っているサークルはトイレと寝室が分かれているタイプ。
このサークルがトイレトレーニングに最適です。
このサークルを使用したトイレトレーニングの方法は後程詳しく説明します。我が家の犬はあっという間に覚えてくれました。
初回のトイレを成功させる
トイレトレーニングで大切なことは、トイレの失敗をさせないこと。
犬が粗相する状況を作らないことがうまくいくコツです。ワンコを初めて家に連れて帰った際には、リビングでウロウロさせず、すぐにトイレに入れて排泄をさせましょう。子犬期では2〜3時間と短いスパンで排泄するので、排泄のタイミングやサインを知っておき、飼い主がタイミングよくトイレに連れて行ってあげましょう。
排泄のタイミング
排泄のタイミングは、以下の通りです。タイミングを見てトイレに導きましょう。
- 寝起き
- 食後や水を飲んだあと
- 興奮したあと
- 遊びや運動をしたあと
- 室内で自由にしているとき
排泄のサイン
一般的な排泄のサインは以下の通り。ギンも同じ動きをします。
- 床や地面の匂いをくんくん嗅いで排泄場所を探す
- その場でくるくる回り始める
おしっこをしたら褒める
犬にとって排泄は気持ちいい行為です。上手にトイレで排泄できたら思い切り褒めてあげましょう。
ドライフードを1粒あげて褒めてあげると、トイレで排泄するとよいことが起きるとすぐに学習します。
ギンもトイレで排泄したら「イイコイイコ」とドライフードをあげて褒めてあげたらすぐにトイレを覚えてくれました。
リビングに出しているときは目を離さない
トイレを覚えるまではリビングに出している際は目を離さないようにしましょう。
気がついたらジョーと音が聞こえておしっこしているかもしれません。
忙しくて犬の様子を見られないときは、サークルに入れておきましょう。トイレトレーニングは失敗させないことが大切です。
1ヶ月はトイレの管理を怠らない
ギンは1週間ほどで8〜9割の確率でトイレを成功するようになりました。
しかし安心しないでください。完璧にトイレができるようになった!と確信できるまではトイレの管理を怠らないようにしましょう。
一度失敗してしまうと、失敗した場所におしっこの匂いが残って、更に失敗しやすくなってしまいます。
排泄のサインをしていたら繰り返しトイレに連れて行き「成功したらドッグフードを与える」を繰り返しましょう。
トイレを覚えても自由にさせない
トイレを完璧に覚えたからといって、犬を自由にさせてはいけません。
子犬期は好奇心旺盛で何でもかんでも口に入れてしまいます。
犬は体験を学習していきます。イタズラを体験させることはイタズラを学習していくことと一緒です。
「困ったことは学習させない」「好ましい行動はたくさん学習させる」ようにしてください。
イタズラは目を離したスキによくします。
ギンは目を離すとすぐにイタズラしてしまうので、お留守番は必ずサークルに入れています。
トイレトレーニングの仕方
それでは本題であるトイレトレーニングの仕方をご説明します。ギンが使用しているトイレと部屋が別れているサークルを使用したトイレトレーニングの方法です。
1. 排泄のタイミングでトイレに連れて行く
排泄のタイミングでトイレに連れていきましょう。クンクンと匂いをかぎ始めたら、トイレのスペースに連れて行ってあげましょう。
2. 間の扉を締める
確実にトイレで排泄してもらうために、トイレと部屋の間の扉を締めます。犬が自分で開けてしまわないようにロックもしましょう。
3. 目線を合わせず声掛けする
排泄をするまで目線を合わせずに「排泄を促す言葉」をかけましょう。
目線をそらせるは犬を緊張させないため。
排泄を促す言葉は「シーシー」「ワンツーワンツー」などわかりやすいものを。
ギンはおしっこをする度に「シーシー」と掛け声をかけていたら、「シーシー」というだけでおしっこをしてくれるようになりました。
4. 成功したらすぐに褒める
排泄したらすぐに褒めてあげます。子犬のときは食べられるものに限りがあるので、普段あげているドライフードを1粒あげて思い切り褒めてあげましょう。
トイレで排泄したらいいことがあると思わせることが大切です。
ギンは1歳になるまでトイレで排泄したら褒め続けました。
5. 隣の部屋に移動させてトイレを片付ける
排泄が終わったら片付けを邪魔されないように、隣の部屋に移動させてトイレを片付けます。
子犬にとってふわふわ動くペットシーツはおもちゃと一緒。イタズラを覚えてしまうと「トイレの片付けを邪魔すると遊んでもらえる」と間違った学習をしてしまいます。イタズラさせないための環境づくりが大切です。
失敗した時に気をつけること
気をつけていてもトイレを失敗してしまうことはあります。その時は絶対に以下のことをしないでください。
怒らない
トイレを失敗して怒っても、犬はなぜ怒られているのかわかりません。
「排泄をしたら怒られてしまう」と勘違いして学習してしまうと、目の前で排泄をしない犬になってしまいます。
体罰を与えない
叩いたり、おしっこしたところに鼻を押し付けたり、おしっこの失敗のたびに体罰を与えていると、犬の心は傷ついてしまいます。
前述したように「おしっこをしたら叩かれる」と覚えてしまい、隠れて排泄するようになってしまうかもしれません。
大騒ぎしない
「きゃー!!おしっこしてる−!!」なんて大騒ぎしたら大変です。
犬は自分に関心を持ってくれたと嬉しくなり、飼い主の興味を引くために排泄ようになってしまいます。
内心は焦ってしまっても犬の前では平常心を。かっこいい飼い主を演じましょう。
ハウスに入れて片付け
眼の前で後片付けをしていると、遊んでもらえると思ってじゃれてくる子もいます。
犬はサークルに入れて邪魔されない状態にして片付けをしましょう。
匂いを残さない
失敗した場所におしっこの匂いが残っていると、犬の習性で同じところにおしっこしてしまいます。
同じ失敗をさせないように片付けをした後は消臭スプレーをしっかりとかけましょう。
ギンはペット専用のおしっこの匂いを消すスプレーを使用していました。気をつけていたかいもあって、失敗した場所でおしっこをすることはなくなりました。
トイレを覚えられない理由
根気よくトイレトレーニングをしているのにトイレを覚えてくれない場合、以下のような理由が考えられます。
失敗した時に罰を与えている
トイレを失敗した時に罰を与えていると、飼い主の前で排泄をしなくなってしまいます。
隠れて排泄をするようになってしまったら、どこで排泄した探すのも大変です。
「トイレをするといいこと」と学習させるために褒めるトレーニングをしましょう。
トイレが汚れている
犬はきれい好きで汚れた場所で排泄するのを嫌います。トイレは常にきれいに片付けをしておきましょう。トイレトレーニングが完璧でもトイレが汚れていたら失敗してしまう可能性は十分にあります。
留守の時間が長いときに備えて、トイレは大きいものを用意しておきましょう。
トイレと間違いやすいものが部屋にある
部屋に新聞紙やタオルがあったりすると、犬はトイレと間違えて排泄してしまうことがあります。
我が家にはリビングにカーペットを敷いていましたが、ギンが幼犬の際は外しました。
人間にとってはただのカーペットでも、犬にとって大きなトイレと勘違いしてしまう可能性も。
排泄のタイミングが合わない
排泄のタイミングがあっていないと、トイレで排泄させるのが難しいです。
排泄のサインをよく見逃してしまうという方は、1日の内何時ぐらいに何をした後に排泄をしているのか、1週間ほどメモをしてみましょう。
犬の排泄のタイミングが見えてきます。
トイレは室内のサークルでも外でもできるように
ワクチンが終わってお散歩ができるようになったら、今度はお外でおしっこができるようにしましょう。
排泄を促す声掛けでおしっこができるようになっていると楽ちんです。
しかし成長するとマーキングをしたいために外でしか排泄しなくなるワンコもいます。
外で排泄をしてくれると、トイレシーツの費用も浮くし経済的と飼い主がトイレを片付けてしまうケースもあるようです。
トイレを片付けてしまうと、犬は家の中で排泄できなくなってしまいます。
嵐の日も雪の日も毎日排泄の為に外に連れて行くとなると、飼い主にとっても犬にとっても負担が大きいです。
そうならないためにも、家と外、両方で排泄できるようにしつけましょう。
まとめ
今回の記事はトイレトレーニングの仕方についてまとめました。
犬のトイレトレーニングは「根気よく教えること」が一番大切だと考えています。
ギンはトイレを覚えるのが早かったのですが、「もう大丈夫だろう」と安心していた時に失敗してしまったという経験があります。
トイレトレーニングは1度失敗してしまうと最初からやり直し。ぐらいの考えてしっかりと教え込みましょう。
ミニチュア・シュナウザーは賢い犬なので教え方さえ間違えなければすぐに覚えてくれます。