こんにちは。ミニチュア・シュナウザー、ギンの飼い主の犬飼(いぬかい)です。
今回の記事では、ミニチュア・シュナウザーの要求吠えに対しての対応についてご紹介します。
要求吠えしている時には「無視」の対応
ワンコが飼い主に何かを要求しているときや気を引こうとしているときは「知らんぷり=無視」の対応をしましょう。
「かまって欲しい」「遊んで欲しい」などの要求吠えに対して「ダメ!」「こら!」などと言って叱ることは、犬にとって「かまってもらえた」と思わせることに繋がってしまいます。
逆に犬の要求には鉄の心で相手にせず、何のリアクションもしなければ、吠えても無駄だということが分かり、要求癖は必ず直ります。
無視をするときは分かりやすく
犬が「遊んで〜」「かまって」と要求吠えするときは、犬にはっきりと伝わる動作を心がけましょう。
絶対に見ない
目を合わせれば犬に注目したことになってしまいます。絶対に犬の方を見ないようにしましょう。
犬は鋭い観察眼を持っているので、途中でちらっと見てしまうと「見てもらえた」「かまってもらえた」と喜ばせてしまいます。
絶対に触らない
触ることもかまってもらえたと思わせてしまいます。
無意識のうちに犬の一部に触っていませんか?
目線を合わせてなくても触ってもらえたら、犬はかまってもらえたと勘違いしてしまいます。
絶対に声をかけない
「ダメ!」や「こら!」など叱る言葉もかけてはいけません。
声をかけられた=反応してくれた、かまってもらえたと勘違いしてしまいます。
もし途中で「ダメ!」と叱ってしまうと「頑張って吠えたら反応してもらえる」と犬を勘違いさせて、かえって悪化してしまいます。
毅然な態度で無視しましょう。
背を向ける
目線を合わせないために、背中を向けてしまいましょう。
そうするとうっかり見てしまうこともありません。
「無視」を成功させるポイント
無視をすると決めたらとことん無視をするというのが大切なルール。
途中でうっかり反応してしまったら「頑張って吠えたら反応してもらえた」という成功体験を積んでしまいます。
そうすると要求吠えがますます悪化することも。
その行動を続けても願いは叶わないということを犬が理解するまで、徹底的に無視しましょう。
またママは無視するのにパパは応えてくれる、という家族内の矛盾は犬を混乱させてしまいます。
犬のしつけについては家族間で話し合って予めルールを決めておきましょう。
どんな時に効果的?
無視は、犬が飼い主に対して要求している時に効果があります。
- 飼い主に飛びついている場合
- 飼い主に向かって吠えている場合
- 飼い主を見ながらいたずらしている場合
- サークルから出して欲しいと吠えている場合
上記の行動を取った際に無視をするのが効果的です。
絶対に途中で根負けしない
繰り返しとなりますが、絶対に途中で根負けしないようにしてください。
「吠え続けたら相手をしてもらえた」という成功体験を与えてしまうと、要求吠えが悪化してしまう可能性があります。
無視をするときは徹底的に。
落ち着いたら別の指示を与える
要求吠えが落ち着いたら「オスワリ」などの正しい行動をさせてあげましょう。
きちんと落ち着いてオスワリできたら、一緒に遊んであげたりお散歩に連れて行ったりと、犬が喜ぶ行動をしてあげます。
そうすることで要求しても願いは叶わないが、大人しくオスワリをしていると願いが叶うと学習します。
普段から褒めている
普段からきちんと犬と向き合っていることが大切です。
前回の記事「ミニチュア・シュナウザーの上手な褒め方と褒めるポイント」でご紹介したように、普段から正しい行動を褒めることができていると、無視された時の「つまらない」度合いが強まり、よりしつけの効果が高まります。
褒めるときはしっかりと褒めてあげて、要求してきたら完全に無視する、を徹底しましょう。
まとめ
犬が要求吠えをした時に、しっかりと無視できなければ、要求吠えはどんどん悪化してしまいます。
ついつい「ダメ!」と怒ってしまったり、犬の要求をかなえてあげたりしたくなりますが、それはぐっと我慢してください。
ギンは要求吠えをしても意味がないと理解しているので、何かやって欲しいことがあれば、目の前にちょこんとオスワリをして目を輝かせながら待っています。
普段から犬とのコミュニケーションをしっかり取りつつ、犬の要求には応えないように徹底しましょう。